社員インタビュー


国際機関業務担当  Tさん(中途入社)

担当業務・仕事について

私が担当している業務は、BPO(業務プロセスの一部を専門業者に外部委託すること)サービスです。その中で私が現在担当しているのは、ある寄付団体様に対し、寄付をしていただいた方へ感謝の意を届けるレターの発送です。

依頼主様(寄付団体様)の感謝の気持ちを伝える橋渡しという大切な役目に誇りを持っていますし、日々、責任感と私自身の感謝の気持ちも持って丁寧に業務にあたっています。

この業務は朝に封入物のデータを印刷するところから始まり、折り、封入封緘、発送までを一日で行っています。この、一日の中で徐々に業務が片付いていく流れが私にはとても合っていると感じます。

業務をしっかりと遂行することはもちろんですが、それに加えて一緒に働いている仲間と積極的にアイデアを出し合って、より良い仕事環境を整えていくことにやりがいを感じています。

今はちょうどその業務を後輩に引き継いでいるところです。私が教えることで、後輩たちが仕事をどんどん覚えていくところを見ると、先輩としてプレッシャーもありますが、成長を感じるのは嬉しいですし、教えるということにやりがいもあります。引継ぎを終えたら新たな業務のチャンスをいただける予定なので、気を引き締めて挑みたいです。

東京都ビジネスサービスに入社した経緯・理由

私は、前職は農業の仕事に就いていました。しかし、臨機応変に対応することが苦手だったことから職場になじめず、仕事をやめ、就労移行支援事業所へ通所することになりました。訓練を受けながら自己理解を深めていく中で、父親がスーツを着て働く姿をふと見て、自分もスーツ姿で働くことに憧れを持っていたという気持ちに気づくことができました。

ある日、利用していた就労移行支援事業所の支援員の方に、東京都ビジネスサービスの会社説明会への参加を勧められたことが会社を知ったきっかけです。社内見学を通して、職場の目立つところに予定表が設置されており、各社員の一日のスケジュールがきちんと管理されていたことや、サポートスタッフの方々が優しい印象で、困ったことがあったらすぐに相談できそうだと思い、オフィスで働く事に自信がなかった自分でも、安心して働ける環境だと感じました。

また、封入封緘の業務など、自分が就労移行支援事業所でこれまで訓練してきたことが活かせると思ったことも応募を決めた理由です。

これまで続けることができたのは仲間がいたから

入社してから任された仕事は思った以上に多岐にわたり、ビジネスパーソンとして鍛えられたように感じます。これまで仕事を続けることができたのは間違いなく一緒にいてくれた仲間がいたからです。急ぎの依頼が入ったり、依頼内容の変更があったりとイレギュラーな対応があっても、お互いに情報共有して協力することで、一人ではないという安心感があり、乗り越えられました。同期の人たちとは仕事面や生活面で共感できることも多いです。前職の職場ではそういった存在はなかったので、本当に心強い仲間と出会えたと思います。

とはいえ、お互いにこだわりが強く、仕事のことでぶつかり合うこともあります。コミュニケーション面で、自分は普通に尋ねていたつもりでも、受けた人によっては受け取り方が違うというような、自分にとっての当たり前は、相手にとっての当たり前ではないと、改めて気づかされたこともありました。今はそのようなことがないように意識してコミュニケーションを取るようにしています。

今後の目標

いつか尊敬する上司のようになりたいと思っています。その方はとても面倒見が良い方で、自分もその人のように、頑張っている人のサポートができる社員になることを目指しています。今は自分の得意であるコミュニケーション能力を活かして、微力ながら社員同士のコミュニケーションを円滑にすることを意識して接するようにしています。

また、業務面で、会社の人から自分の可能性を見出してもらえる機会があります。こうしたインタビューもそのひとつで、評価や期待を受けたりすることがあります。そういったことがあると、自分の働くモチベーションに繋がっていると感じます。今後も、そのような話があった時には積極的に応えようと考えています。

東京都ビジネスサービスで働いてみたいと思っている方へ

2つお伝えしたい事があります。

まずは自分の可能性をあきらめないでほしいということです。

私はこれまで肉体労働の経験しかなく、会社員としてスーツを着て働くことに憧れはあったものの、自分には無理だろうと思っていました。企業研究を続ける中で、東京都ビジネスサービスの存在と、サポートを受けながら働ける環境があることを知りました。もしかしたら自分にもできるかもしれない、チャレンジしてみようかという希望を持つきっかけになりました。その後は通所していた就労移行支援事業所で訓練に励み、就労の準備を整えた後、採用面接に挑み、自己理解で見つけた小さな夢を叶えることができました。

私の座右の銘は、雲外蒼天、です。どんな曇り空でも、その向こう側には晴天が広がっているという言葉です。私たちは障がいを抱えていて、人それぞれが違うハンディキャップを背負って、いろいろと傷ついた経験もしてきていると思います。その中で今はうまくいかなくて自分にはだめだと思っている人でも、あきらめずにチャレンジすることで、いつか夢を実現することがきっとできると私は思っています。

もう1つは、入社前に働くための準備や自己理解を深めた方が良いという点です。後輩に仕事を教える立場になって感じることは、特例子会社は「サポートスタッフがつきっきりで自分を支援してくれる場所ではない」という事です。その為、しっかりと自分の事をまず自分が理解し、何が苦手で何が得意か等、自分の事を発信できた方が、一緒に仕事がしやすいと自分は感じています。

そのことを意識して、自身の障がいと向き合い、体調を整え、会社のために働ける状態になるまで準備をして、採用面接に挑戦してみてほしいです。そういった方々を後押しするようなサポート体制はこの会社に整っているので、希望をもって働き続けられる会社だと思います。

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