社員インタビュー
サポートスタッフ Kさん
東京都ビジネスサービスで活躍している人について
責任感をもって一生懸命に仕事に取り組むといったプロフェッショナルとしての意識を持っている方が活躍しています。向上心や前向きさといった成長志向のある方です。皆さん個人の目標を持ちながら日々努力を続けています。
例えばご自分が担当している事務業務のスピードアップを試み、ミスを少なくするためにはどうやればよいかなどの日々の業務における小さい目標を持ちながら、正社員として責任ある仕事を任されるようになりたいという目標を持つ方は多いです。当社では安定した勤務と信頼できるパフォーマンスを発揮できる方に積極的に正社員として働いていただきたいと思っています。
とはいえ、入社してすぐに具体的な目標を持っていらっしゃるというよりは、みなさん仕事をされながらだんだん自分で目標を見つけていくことが多いようです。やはり日々の目の前に置かれた自分の立場とか仕事を通じて自分はこうなっていきたいなという具体的な目標が見えてくるのだと思います。
得意なことがある方は入社後もどんどんスキルを磨いてもらいたいと思います。難しい国家資格の試験を受験する方もいます。その人の技能や適性を見極めて、合う仕事があればそのポジションでやっていただきたいという気持ちがあります。自ら頑張ってやろうという方にはぜひ活躍しつづけてほしいと思っています。
障がいを持つ社員が活躍するために行っているサポートについて
一人一人の障がいの特性だけでなく、その方の性格や個性を理解し、その方が働くうえで得意なことと苦手なこと、問題だとご自身が感じていることなどを傾聴し、様々なことを一緒に試行錯誤しながら職場定着に向けてサポートしています。もちろん自分がやってみたい仕事があれば、その仕事をやってみてもらいます。
例えば、まじめにコツコツやるタイプの方が、マニュアルを使いながら丁寧に一対一で教えることができそうなら、そのやり方で指導役をお願いすることもあります。皆さんをまとめるようなリーダーシップを発揮される方にはリーダーを目指してはどうかとアドバイスして、とりあえずやってみていただいたりします。
もしやってみた仕事や役割がうまくいかなかったり、合わなかったりしても、じゃあ次は別のことをやってみましょうというように色々な仕事ややり方を試しながらその人らしく活躍していただけるようにしています。障がいを持っていたとしても、皆さんには自立した社会人として成長してもらいたいという気持ちがあります。必要なことは何度でも言いますし、担当のスタッフという枠にこだわらず、複数のサポートスタッフが内容や状況、ご本人との相性も考慮しながら一人ひとりと話し合いをし、徹底的に聴きます。
サポートにおいて重視していること
私たちサポートスタッフが障がいについての正しい知識を持つことを大切にしています。同じ障がいを持つ方でも個人によって違うので、その人と正しく向き合ってこの人はこういう人なのだな、こうしたらモチベーションが高まるのだなとかそういうところを見極めて接しています。
私たちはそれぞれ担当スタッフという役割はあるものの、自分の主観だけでその人を見たり、決めつけたりしないようにしています。当社のサポートスタッフは年齢層が20~60代と幅広いため、それぞれの考え方や視点があると、支援のやり方も変わってくることもあったりします。サポートスタッフ同士の意見を共有することはとても大切だと思っています。
障がいを持つ社員が職場に定着するために必要なこと
まずは健康管理です。安定して勤務ができることが第一です。それから一人の社会人として世の中に貢献したいという意識が必要です。誰かからの指示を待つだけではなく、自分なりに考えて提案や発信をして欲しいです。
社会人ですから、チームワークができることや、相手を尊重できる方であるということも大切です。当社の仕事は一人きりで完結する仕事は少なく、協力し合うことが多いです。教え合うこともたくさんあります。ですから、自分の仕事はすばやくできるけれど、だれにも協力しないという方がいると仕事にも悪影響が出てしまいます。
当社は様々な社員がおり、障がいがある方にもリーダーの役割を担ってもらっています。障がいの有無や、障がいの種別・程度によって態度を変える方や、他の障がいのある方と一緒に働きたくないとか指示を受けたくないというような考えの方は難しいです。
私の経験では、定着できるかどうかは、その方の障がいの特性よりもその方自身の仕事に対する姿勢や意識、考え方が大きく影響していると思います。障がいの特性のために仕事で苦労していることがあっても、本人が自分のできる範囲で精いっぱい努力していて頑張ろうという姿勢があるなら、私たちサポートスタッフは一緒に何とかしてあげたいと考えていますので、やめないで長く続けていってほしいと思います。
入社までに身に着けておいてほしいこと
自分の障がいについて受容(※)できていることが重要です。当社では、基本的な健康管理、生活習慣、自己管理はできているのが前提です。それからきちんとした挨拶ができることや敬語を使えるというような基本的な礼節は必要です。そのうえで自分の能力を活かし、成長しながら社会の一員として世の中に貢献していきたいという強い意識を持っていてほしいです。
(※)ここでいう受容とは、「自分は障がいを持っており、それに伴う配慮を必要として働きたいのだということを自分で納得している」ということです。
就職活動中の方へのメッセージ
当社には“私が頑張ればハッピーになる人がきっといる”という行動基準があります。共感した方はぜひチャレンジしてください。一緒に働けることを楽しみにしています。